地域の概要
紀の川市桃山町は、和歌山県の北部に位置し、北は紀ノ川、西は貴志川に囲まれた地域で、温暖な気候と豊かな自然に恵まれた地域である。また、全国有数の桃の産地して知られ、「桃のふるさと」という意味を込め、昭和32年に桃山町が誕生し、平成17年度の合併で紀の川市となった現在もその町名は残されている。平成20年度に統合した旧桃山小学校区を含め多くの地区は、桃など果樹栽培を中心とした農業を営む世帯が多く、山林地域と田園風景を残す地域である。
校区内を東西に走る国道424号線、及びこれと交差する幹線道路の交通量は年々増加しており、こうした交通網の整備に伴い、南部丘陵地の工業団地には多数の工場が誘致されるとともに、一部地区では宅地開発や都市化の進行も見られ、それに伴い保護者の職業も多様化してきている。
学校の概要
本校は、明治37年に開校し116年の歴史を刻む中、地域の学舎として多くの卒業生を輩出し、学問、文化の府として大切にされながらその歴史と伝統を築いてきた。平成17年の紀の川市発足に伴い、紀の川市立安楽川小学校として新たなスタートを切るとともに、平成20年には同市立桃山小学校を統合し、平成21年には木のぬくもりを感じさせる新校舎が完成した。
令和5年度現在、児童数は269名で、やや減少傾向を呈している。
また、本校は、これまで教育モデル校として研究・実践に努めてきた歴史があり、道徳教育をはじめ、学校教育の様々な分野で研究推進校として役割を果たしてきた。加えて、県教育委員会が提唱した「地域共育コミュニティ」の取組を実践し、地域の方々の協力を得つつ教育活動の充実に取り組んできた。
児童のようす
校歌に「子鷹のようなよい子ども」「若木のようなよい子ども」と唱われる如く、児童は地域の皆さんの温かい目に見守られながら、元気に伸び伸びと学校生活を送っている。
- 明るく、素直な児童が多く、仲よく落ち着いて学校生活を送っている。
- 生活及び学習規律を身につけ、積極的に学習に取り組む姿勢が育ってきている。
- 互い認め合い、支え合いながら学び合うことを通して、考える力、表現する力等が身についてきている。