夏休み中、唯一の登校日。8/16(月)に全校で各学級で「平和学習」を行いました。そうした中、5年生は、野田原在住・上村正次さんが「満(まん)蒙(もう)開拓青少年義勇軍」に志願し、従軍先の満州で敗戦を迎え、命からがら日本に帰還した体験をもとに仕上げた紙芝居を上演していただきました。6年生も昨年、同じ紙芝居を観ています。5年生定番の体験活動になればと思います。
語り手は、日頃、朝の読み聞かせでお世話になっている朗読サークル“さわらび”メンバーでもある木村百合子さん。気持ちを込め感情豊かに語ってくださいました。また、当時を彷(ほう)彿(ふつ)させる起床ラッパの音色を織り交ぜ、臨場感あふれる上演となりました。
子供たちは辛く過酷な抑(よく)留(りゆう)生活の様子に真剣に耳を傾け、自分たちと年齢もそう違わない14・15歳の少年が戦地に行ったことに驚いていたように思います。そして、改めて戦争の恐さ、平和の尊さを感じたようでした。
当日は、NHK和歌山放送局などの取材もあり、子供たちは「戦争は二度とやってはいけないと思いました」「これからは友達とも仲良くけんかせずに学校生活をおくりたいです」などと感想を述べていました。